江津市観光ボランティアガイドの会

設立年月日平成16年4月1日
活動地域江津市
現在の会員数5名(2022年現在)
登録年月日令和3年5月7日

活動内容

万葉歌人の中でも歌聖として有名な柿本人麻呂(かきのもとひとまろ)と江津の二宮にある惠良の里にいたと伝わる妻、依羅娘子(よさみのおとめ)のゆかりの地や北前船の寄港地として栄えた時代の家並みが残る、天領江津本町を中心に観光ガイドを行っている。
また、著名な講師を招いての万葉講座などを行っている。

パレットごうつ 市民団体活動室での活動内容

江津市観光ボランティアガイドの会は月に1回程度、パレットごうつ市民活動室において、ガイドの会例会を開催している。
内容は、ガイドの申込状況を共有し、申込者の年齢層、所属・背景などを考慮し、出来るだけ細やかで無理のない行程を皆で話し合って決める。そして受講者の皆さんに、江津に来て良かったという感想を持って頂けるようにという思いで案内している。
ガイドの内容としては大きく2つある。
まず1つ目が、万葉歌人、柿本人麻呂(かきのもとひとまろ)と依羅娘子(よさみのおとめ)のエピソードや、歌に詠みこまれたゆかりの地、辛の﨑・惠良の里・多鳩神社・高角山公園・柿本神社などを案内する万葉コースと、2つ目として、日本海と江の川の舟運で、江戸時代中期をピークに栄えた江津本町を案内する、天領江津本町甍街道コースである。
また、数年ごとに万葉講座なども開催。県内外の万葉学者を招き講座を開催している。
令和3年度は、山陰を中心に活動されている著名な郷土史家、川島芙美子氏をお迎えし万葉講座『石見のお宝はすごい!人麻呂さんと恵良姫さん』を開催、参加者は江津市のみならず、県内幅広く参加があった。

江津市観光ボランティアガイドの会から市民の皆さんへ

☆ 人生100年時代、江津の歴史・宝に触れてみませんか。徳川の歴史が今に生きる天領の町江津本町や万葉集に記録の残るゆかりの地を訪ねてみましょう。
☆ 柿本人麻呂は、万葉集で最高・最大の歌人で、歌聖とまで崇められた大歌人でありながら、その名前は当時の歴史書には一つの記述も無く、実像は不明でその生涯は謎に包まれています。
万葉集に残る歌とゆかりの地の伝承にしか手掛かりが無く、研究者の説も分かれて、まさに研究者の数ほど説がありますが、多くの研究者は、人麻呂が石見国の角の里に来たのは間違いないだろうと言っておられます。
石見相聞歌に詠まれている故地に、江津市内のものと思われる地名が数か所あることが何よりの証しではないでしょうか。これは凄いことです。
江津市内には、人麻呂ゆかりの地といわれる所が、当時とさほど変わらぬ姿で残っています。
皆様にはその地を巡って、万葉の昔に思いを馳せ、人麻呂感じて頂きたいと思います。
人麻呂を勉強していくと、知れば知るほど疑問が湧いてきて面白さが増してきます。人麻呂の醍醐味はここにあるんです。思いを同じくする方、ぜひ一緒に活動しませんか。